教室につくと、わたしに気づいた女の子たちは「おはよう」とあいさつして近づいてきた。
「ねぇ、天衣さん、今日の天衣先輩の時間割教えてくれない?」
「今日はお昼、私も一緒に食べていいかな?」
「お願い、天衣さん!茅都先輩を紹介して!3年と1年じゃ全然接点ないし、昼休みも茅都先輩すぐ出て行っちゃうし!」
「わ、う、うん、お兄ちゃんに聞いてみるね…?」
いつものことだけど、ついつい勢いにびっくりしちゃう。
お兄ちゃんは学校中の人気者だから、教室でも廊下でも、わたし、よくお兄ちゃんのことを聞かれるんだよね…。
みんな、お兄ちゃんと仲良くなりたいみたい。
わたしもみんなの力になりたいからできることはしてるんだけど、人が多いから毎日同じようなことをしている気がする。
一番すごいのは、それだけ大勢の人を惹きつけて、友だちになれるお兄ちゃんだけどね!
わたしは今日も、みんなと絶えず話したあとに、ホームルームギリギリで席についてリュックを下ろした。
「ねぇ、天衣さん、今日の天衣先輩の時間割教えてくれない?」
「今日はお昼、私も一緒に食べていいかな?」
「お願い、天衣さん!茅都先輩を紹介して!3年と1年じゃ全然接点ないし、昼休みも茅都先輩すぐ出て行っちゃうし!」
「わ、う、うん、お兄ちゃんに聞いてみるね…?」
いつものことだけど、ついつい勢いにびっくりしちゃう。
お兄ちゃんは学校中の人気者だから、教室でも廊下でも、わたし、よくお兄ちゃんのことを聞かれるんだよね…。
みんな、お兄ちゃんと仲良くなりたいみたい。
わたしもみんなの力になりたいからできることはしてるんだけど、人が多いから毎日同じようなことをしている気がする。
一番すごいのは、それだけ大勢の人を惹きつけて、友だちになれるお兄ちゃんだけどね!
わたしは今日も、みんなと絶えず話したあとに、ホームルームギリギリで席についてリュックを下ろした。



