「うわ、だ、大丈夫…!?」
今の声、犬丸先輩…?
前に手を伸ばして、栗本さんの胸にもたれかかってしまったわたしは、「はい、大丈夫です、ごめんなさい…」と顔を上げた。
栗本さんも肩をつかんで受け止めてくれたし、顔がくっつかなくてよかった。
リップとか、触れたら色がついちゃうんだよね?
「…卓也」
「え、菫…!?」
そのとき、横から栗本さんの名前を呼ぶ声がした。
菫って、確か…と振り向くと、教室の前に弓崎さんと葛谷さんがこちらを向いて立っている。
あ、いくら別れる前だからって、人さまの彼氏さんにくっついてたらまずい!
今の声、犬丸先輩…?
前に手を伸ばして、栗本さんの胸にもたれかかってしまったわたしは、「はい、大丈夫です、ごめんなさい…」と顔を上げた。
栗本さんも肩をつかんで受け止めてくれたし、顔がくっつかなくてよかった。
リップとか、触れたら色がついちゃうんだよね?
「…卓也」
「え、菫…!?」
そのとき、横から栗本さんの名前を呼ぶ声がした。
菫って、確か…と振り向くと、教室の前に弓崎さんと葛谷さんがこちらを向いて立っている。
あ、いくら別れる前だからって、人さまの彼氏さんにくっついてたらまずい!



