【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。



 どうして?本気で、そう思ってるの?

 わたしはムッとして、振り返りながらお兄ちゃんを見つめる。

 行かせて、っていう思いが伝わったのか、お兄ちゃんはため息をつきながら笑って、わたしを離してくれた。




「正体も分からない人に盗撮されて、毎日たくさんの盗撮写真を送られて、やめて欲しかったら空き教室に来いだなんて…」


「あ、望羽ちゃん…」




 なかに入って春宮先輩のもとにかけよると、お兄ちゃんもうしろについてきたみたいだった。

 先輩たちの視線を横から感じながら、眉根を寄せて藤井さんを見る。




「そんなの、誰がやられたって怖いに決まってます!そんなふうにおどして付き合おうだなんて、間違ってますよ!」


「お前は…」


「本当に春宮先輩が好きなら、怖がらせたことを謝って、先輩たちから告白の仕方を教わってください!」


「「望羽ちゃん…」」


「ふっ」