「なるほど。予想通りだが、こんなことをするやつと付き合う気なんて起きないだろうな」
「情熱的ではあるけど、狂気が過ぎるね、きみの告白は」
「そッス、好きな女の子をおびえさせちゃダメッスよ!」
「な、なんだよっ、あんたたち…!」
ぽかんと口を開けて先輩たちを見送ったあと、あわてて追いかけようとしたら、お兄ちゃんに抱きしめられた。
顔を上げてお兄ちゃんを見れば「なにがあるか分からないから、望羽はお留守番だよ」とほほえみかけられる。
でも、なかの様子が気になるよ…!
「なんでも屋だ。依頼があれば、なんでもする」
「そ、その写真は…っ!?」
「ふ…好きなだけ見るといい」
パサパサッと、たくさんの紙が落ちるような音がした。



