【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。



 春宮先輩は、ホッとしたような笑顔を見せてくれる。

 美人さんらしく、きれいな笑顔で少し見惚(みほ)れちゃった。




「いいえ。あ、自己紹介がまだでしたよね。わたし、天衣望羽(あまいみはね)です」


「私は春宮(はるみや)澄花(すみか)よ。声をかけてくれてありがとう、望羽ちゃん」




 えへへ、と春宮先輩に笑ってから、お兄ちゃんと先輩たちを見た。




「それじゃあ、わたしは春宮先輩と一緒に行きますね。盗撮のことはよろしくお願いします!」


「うん、望羽ちゃん、またね」


「任せて欲しいッス!」


「あぁ」


「なにかあったらすぐ連絡するんだよ」




 お兄ちゃんにはうなずいて答えて、手を振りながら春宮先輩と備品室を出る。

 A棟に戻るとちゅう、春宮先輩はしみじみと言った。




「本当にものすごいイケメンぞろいだったわね…望羽ちゃん、あの人たちと一緒にいたらドキドキしない?」