【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。

 わたし、もしかして雨蓮さんのこと…っ。




「まっすぐ教室に帰れ。すべてが片付いたら、また会おう」


「は、はい…っ」




 雨蓮さんはほほえむと、わたしに背中を向けて、渡り廊下(ろうか)のほうへと歩いていった。

 その背中を、ずっと見つめてしまって…雨蓮さんの姿が見えなくなって、しばらくしてから、わたしはようやく階段に向かえたのだった。




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 雨蓮さんとイレギュラーに会った日から数日が経つと、いい“なんでも屋”さんが始動すると同時に…先輩たちと再会する今日がやってきた。

 毎朝の登校も、今は周りの人に場所をゆずってお兄ちゃんから離れることなく、なぜかお兄ちゃんと一緒に囲まれているわたしなのだけど…。




「望羽ちゃーん!茅都(かやと)先輩!」


「おはようッス、望羽ちゃん!天衣(あまい)くんもおはよッスよ~!」


「…早乙女(さおとめ)犬丸(いぬまる)