【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。

「あぁ。油性だから数日は落ちない。プライドがあればあるほど表を歩けなくなる。また向かってくるようなら同じことをすればいい…不良にはいい薬だ」


「そ、そうなんですか…?」




 もしかして葛谷さんたちって、今こんなことをして回ってるの…?

 それっていいのか悪いのか…。




「葛谷さんたち、大丈夫なんですか?危ないことは…」


「…心配する必要はない。望羽には飛び火しないよう気を遣ってるからな」


「そうじゃなくて!葛谷さんたちは、怪我をしたりしてませんか?あんなふうにからまれたら…」




 さっきのことを思い出して手がふるえると、葛谷さんが足を止めて振り向き、わたしのほおに触れた。