【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。



「さっきは、さわがしくしてごめんね。この3人を監視するために、僕もなんでも屋を手伝うから、安心して声をかけてくれていいよ」


「お兄ちゃん…」


「これでいいでしょ?望羽」




 お兄ちゃんは眉を下げてわたしの頭をなでた。

 わたしは笑顔で「うん!」と答えて、改めて集まった生徒の数におどろきながら、頭を下げる。




「なんでも屋さんを、よろしくお願いします!」




 顔を上げると、みんなは戸惑(とまど)った顔で近くの人と目を合わせて、ざわざわと話した。

 先輩たちも、お兄ちゃんも、みんなにちらちらと見られてる。




「さ、もうすぐ授業が始まっちゃうよ。みんな、教室に帰ろう?」




 それでも、気にせずにこりと笑ったお兄ちゃんの言葉で、イレギュラーなこの場は解散となった。