甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

「末永、付き合ってくれてありがと。遅いし、送るわ」

「え、いいよ。一人で大丈夫」

「なにかあってからじゃ遅いし。俺に送られたくないっていうなら別だけど」

「やっぱりツンデレだ」

「うるさい」

田代くんが飲み物を最後は一気に飲んだこともあり、時間にすればわずか10分ほどだった。

私の家の近くまで送ってくれた田代くんは「じゃあ、また明日。仕事、遅刻すんなよ」と言った。

「田代くんもね。送ってくれてありがとう」

「……」

「田代くん?」



「……何でもない。じゃあ、また」



田代くんの何か言いたげな様子が気になったが、私はそのまま家に入った。