甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

「何でもない。相変わらず、俺のこと優しいっていうのは末永だけだけど」

「うーん、分かりにくい優しさというか……言葉を選ばずにいうなら、ツンデレというか」

「おい、漫画の読みすぎ。そういえば、末永って漫画を読むのが趣味って言ってたもんな」

「どんなジャンルでも読むよ」

「おすすめは?」

「それ聞くの!? 止まらなくなるよ!?」

「じゃあ、いいわ」

「ちょっと!?」

割と相手に気を遣ってしまいがちな私にとって、遠慮のない田代くんの物言いは案外助かる面もある。

私がお互いがペットボトルの半分ほど飲み終わった時、田代くんが残りのジュースを一気に飲み干して立ち上がる。