「手紙もたくさん送っただろ? ずっと見守ってるって、きみを害する女には制裁をって。俺は実際にそうやってきみを守ってきた。きみを守れるのは俺だけだ!」
邑本先輩の話にある手紙は、一叶ちゃんのストーカーが送ってきたというものと同じ内容。
これで確定だ。
邑本先輩が、ずっと一叶ちゃんを苦しめていたストーカーなんだ。
確信に、私は右手に持っていたクナイをぎゅっと握りしめる。
「私に手紙を送って来てたのは邑本先輩だったんですね。もう止めてください。なにを言われても、私は哩都だけを選びます」
怖いだろうに、一叶ちゃんは気丈に振る舞って自分の意思をハッキリ告げる。
一叶ちゃん、格好いいな。
つらいことがあっても、強くなろうとしている一叶ちゃんに私は感動を覚えてた。でも、邑本先輩は怒りをあらわにして叫ぶ。
「ふざけるなよ!? なんで辰見を見限らないんだ!? お前を守ってやれるのは俺だけだ! それが分かるように、お前をいじめさせたのに!」
「え? いじめさせた?」
邑本先輩の言葉は、アイたちの言っていたことと同じだ。
でも知らなかった一叶ちゃんは疑問を口にする。困惑顔で「どういうこと?」と聞き返していた。
邑本先輩の話にある手紙は、一叶ちゃんのストーカーが送ってきたというものと同じ内容。
これで確定だ。
邑本先輩が、ずっと一叶ちゃんを苦しめていたストーカーなんだ。
確信に、私は右手に持っていたクナイをぎゅっと握りしめる。
「私に手紙を送って来てたのは邑本先輩だったんですね。もう止めてください。なにを言われても、私は哩都だけを選びます」
怖いだろうに、一叶ちゃんは気丈に振る舞って自分の意思をハッキリ告げる。
一叶ちゃん、格好いいな。
つらいことがあっても、強くなろうとしている一叶ちゃんに私は感動を覚えてた。でも、邑本先輩は怒りをあらわにして叫ぶ。
「ふざけるなよ!? なんで辰見を見限らないんだ!? お前を守ってやれるのは俺だけだ! それが分かるように、お前をいじめさせたのに!」
「え? いじめさせた?」
邑本先輩の言葉は、アイたちの言っていたことと同じだ。
でも知らなかった一叶ちゃんは疑問を口にする。困惑顔で「どういうこと?」と聞き返していた。



