だって、気づいてしまったから。
いつか自分以外の人が透里のそばにいる可能性から目をそらしていたことに。
そして、その未来を私は受け入れることができないってことにも。
このまま気持ちに蓋をして透里を遠ざけてたら、イヤな未来が現実になってしまうかもしれない。
そんなのは絶対阻止したい!
なら、私のすることは決まってる。
創士さんの言うとおり、私は私のままでよかったんだ。
透里を好きだって気持ちを受け入れて、正直な心のままに接するだけ。
もしそれで仕事に影響が出ちゃうとしたら、それは私が未熟なだけ。もっとしっかり切り替えられるように頑張ればいいだけだよ。
「……いい顔つきになったな」
私を見守ってくれていた創士さんが満足げに笑う。
私はそれに応えるようにぬるくなったココアを一気飲みして宣言した。
「はい! 自分の気持ちには正直に。そして、仕事では完璧な演技ができるようにします!」
いつか自分以外の人が透里のそばにいる可能性から目をそらしていたことに。
そして、その未来を私は受け入れることができないってことにも。
このまま気持ちに蓋をして透里を遠ざけてたら、イヤな未来が現実になってしまうかもしれない。
そんなのは絶対阻止したい!
なら、私のすることは決まってる。
創士さんの言うとおり、私は私のままでよかったんだ。
透里を好きだって気持ちを受け入れて、正直な心のままに接するだけ。
もしそれで仕事に影響が出ちゃうとしたら、それは私が未熟なだけ。もっとしっかり切り替えられるように頑張ればいいだけだよ。
「……いい顔つきになったな」
私を見守ってくれていた創士さんが満足げに笑う。
私はそれに応えるようにぬるくなったココアを一気飲みして宣言した。
「はい! 自分の気持ちには正直に。そして、仕事では完璧な演技ができるようにします!」



