「本当に私が透里の支えになってあげられるんでしょうか? ずっと一緒に訓練を受けてきた同期だし、幼なじみみたいなもので他の人よりは透里のこと知ってるとは思ってますけど……でも、それだけだし……」
そう、それだけなんだ。
もしかしたら、透里にはもっとそばにいて欲しい人とかいるんじゃないかな?
一緒に訓練してきた同期は私以外にもいるし。同期じゃなくても、透里がずっと一緒にいたいって思える人が現れるかもしれない。
いや、もしかしたらもう出会っていたりして……。
色々考えてたら、なんだか焦りを感じた。変に息苦しくて、どうしよう! って感情だけが頭と胸の奥をぐるぐると巡っている。
透里のそばに、私以外の人がいる状態を想像して、すっごくイヤな気持ちになった。
マグカップをギュッと握って、その焦りの感情を抑えていると創士さんは「ふはっ」と笑う。
「あやめそれ本気で言ってるのか? いや、気づいてないだけか」
どうして笑われたのかわからなくて、いぶかしげに創士さんを見上げた。
なにが面白いのかサッパリわからない。私は真面目に話していたのに。
少し不機嫌になりながら睨むと、創士さんは口の端を上げて「いいことを教えてやる」と話した。
そう、それだけなんだ。
もしかしたら、透里にはもっとそばにいて欲しい人とかいるんじゃないかな?
一緒に訓練してきた同期は私以外にもいるし。同期じゃなくても、透里がずっと一緒にいたいって思える人が現れるかもしれない。
いや、もしかしたらもう出会っていたりして……。
色々考えてたら、なんだか焦りを感じた。変に息苦しくて、どうしよう! って感情だけが頭と胸の奥をぐるぐると巡っている。
透里のそばに、私以外の人がいる状態を想像して、すっごくイヤな気持ちになった。
マグカップをギュッと握って、その焦りの感情を抑えていると創士さんは「ふはっ」と笑う。
「あやめそれ本気で言ってるのか? いや、気づいてないだけか」
どうして笑われたのかわからなくて、いぶかしげに創士さんを見上げた。
なにが面白いのかサッパリわからない。私は真面目に話していたのに。
少し不機嫌になりながら睨むと、創士さんは口の端を上げて「いいことを教えてやる」と話した。



