私は夜に紛れてクナイで攻撃するから、闇の中で鳥がクチバシで攻撃してくるイメージで【闇夜の鴉】っていつの間にか名づけられてた。
透里は夜でも月光に照らされて目立つ髪が、雷みたいに素早く動いていつの間にか切られているからって【閃光の雷鳥】と呼ばれてる。
なんかかっこつけているような二つ名だから、恥ずかしいしあまり自分では言わないんだけどね。
透里も私と同じく恥ずかしがってたからか、二つ名呼びされてちょっとムッとしながら視線をそらした。
「……先に宿題やってた。うちのクラス、今日はプリントだけだったから」
「そっか」
私の質問に普通に答えた透里は、もう私をからかうのを止めたらしい。
それよりもなにか聞きたいことがあるのか、透里はすぐに訓練をはじめず変な沈黙が落ちた。
私から『どうしたの?』って聞けばいいのかな? と思っていたら、透里が「そういえば」と話し始める。
「今日、辰見と二人きりで楽しそうだったけど……」
玄関ポーチの段差に座っていた私のとなりに腰を下ろした透里は、責めるような視線を私に向けた。
「まさか、心に決めた相手がいる護衛対象に恋愛感情を抱いたりしてないよな?」
「は?」
思ってもいなかった言葉に、私は口をポカンと開けて疑問の声だけを上げる。
透里は夜でも月光に照らされて目立つ髪が、雷みたいに素早く動いていつの間にか切られているからって【閃光の雷鳥】と呼ばれてる。
なんかかっこつけているような二つ名だから、恥ずかしいしあまり自分では言わないんだけどね。
透里も私と同じく恥ずかしがってたからか、二つ名呼びされてちょっとムッとしながら視線をそらした。
「……先に宿題やってた。うちのクラス、今日はプリントだけだったから」
「そっか」
私の質問に普通に答えた透里は、もう私をからかうのを止めたらしい。
それよりもなにか聞きたいことがあるのか、透里はすぐに訓練をはじめず変な沈黙が落ちた。
私から『どうしたの?』って聞けばいいのかな? と思っていたら、透里が「そういえば」と話し始める。
「今日、辰見と二人きりで楽しそうだったけど……」
玄関ポーチの段差に座っていた私のとなりに腰を下ろした透里は、責めるような視線を私に向けた。
「まさか、心に決めた相手がいる護衛対象に恋愛感情を抱いたりしてないよな?」
「は?」
思ってもいなかった言葉に、私は口をポカンと開けて疑問の声だけを上げる。



