翌日の全校集会でも生徒たちに報告された今回の事件。
ただ犯人は分からないまま、わたしは学校にあったトロンボーンで練習する毎日。
楽器屋に相談しても「さすがにこれは…」と、買い換えを勧められてしまう。
それから数日後、
生徒たちが騒いでいる朝があった。
「喧嘩喧嘩…!!C組の和久井とサッカー部の黒崎くん…!!黒崎くんが和久井に吹っ掛けたって…!」
「ええっ!?ウソでしょ!?それって黒崎くんが女子に手ぇ上げたってこと?ちょー意外なんだけど!!」
「あっ、にいな!!ねえ黒崎くんが───」
すぐに階段をかけ上がって、問題が起きている隣クラスに遠慮なく入る。
そこには怯える女子生徒と、何人かの男子生徒に押さえられている見知った顔があった。
「やめろって然…!!おまえ退学になるぞ!!?」
「サッカー部もあんだろ!!試合停止になっていいのかよ…!!」
「離せ…ッ!!こいつが俺のっ、俺の彼女の宝物を壊したんだよ……!!」



