あの放課後、先生と初恋。





学校で人気者な教師と、人気者なエースストライカーを。

…………許しておくれ、イケメンたち。



「部活で…ちょっといろいろあって、でももう大丈夫だよ…!」


「………一浦先生、」



ゆっくり身体が離されてようやく、然くんは先生を見つけた。

それくらいわたしのことだけを考えて走ってくれていたんだと、また泣きそうになる。



「俺は話を聞いてやっただけだ。…たぶん然のほうがいいから、あとは頼むぞ」


「……はい。ありがとうございました」


「…早めに帰れよ」



それから先生が去っていってすぐだった。

まだギリギリ背中が見えるというのに、然くんはわたしの唇を塞いできた。



「んん…ッ!ぜん、くっ、…っ、ンン!」



こんなにも激しいものは、初めて。

いつも触れるだけの可愛いもの。
恥ずかしくてドキドキするものだった。


今はわたしに気持ちを押し付けてくるみたいに、全身にちからが入らなくなるものだ。