「わっ、もう!まぶしい!」
「…ふっ」
手にしていたLEDライト。
落ち着きのないスポットライトのように当てては、わたしの反応を見てからかってくる先生。
この状況でそんなことするなんて小学生かっ!!
ふと先生は、わたしの気配しかないことに違和感を持ったようだ。
「…お母さんは?」
「あっ、お仕事で帰って来れなくなっちゃって…。今日はひとりなの」
「……なんでもっと早く俺に言わねえんだよ」
「い、いや…、だって…」
先生もお忙しいと思って。
それにすっごく静かだったから、もしかしてもう寝てる…?とまで思っていたくらいだ。
「上がっていいか」
「え、」
先生ってそこまでしてもいいの……?
緊急事態なら生徒のお家に上がっても見過ごされる…?
親は不在です。
女子高生とふたりきりになりますよ、大丈夫……?
もちろんわたしは嬉しいです。
ウェルカム・ザ・ホームだやったぁぁぁぁ。
───な、生徒からの無言たる質問を受け取っては考え込んでいる空気感。



