急に途切れる声。
必死に話してくれてるんだろうけど、ごめんほとんど伝わってない…!
「わああ電波ひどい……!あっ、Wi-Fi切れちゃってる…!ごめん然くんっ、一旦切るね…!」
台風って電波にも損害を与えてくるから困るんだよね…。
これじゃあ何かあったとき助けを呼べないじゃないか。
メッセージは送れるっぽかったため、わたしはすぐに電波のことを伝えた。
こちらは大丈夫、心配してくれてありがとう!───と、お気に入りのスタンプまで送っちゃう。
「…………えっっ」
しかし、バチッと。
夜22時を過ぎた頃にそれは起こった。
お部屋まっくら……。
あるのはスマートフォンの光のみ。
「停電…!?嘘でしょ…!」
避難警報は出てたけど……!
でも電気がないのだから避難どころじゃないし、ここは下手に動かずじっとしているほうが安全かも…。



