あの放課後、先生と初恋。





然せんぱ~い!なんていつの間にか名前で呼んでいる女の子たち多数だ。

そこになびかないクールさがまた人気度を底上げしていることに本人は気づいていないのだから、ファンが無限に増えていくロジックだった。



「俺はにいな先輩にしか興味ありません。他はジャガイモです」



ううっ、このまっすぐさが然くんなんだよね…。

ごめんね後輩ちゃんたち。
わたしを恨むことだけはやめてくれい。



「名前だって、本当は馴れ馴れしく呼ぶなよって思ってます」


「…あれ?でもみんな名前で呼ぶって言ってなかった…?」



だからわたしも然くんって呼ぶようにしたんだもんね、確か。



「……あんなの嘘です。女子で俺のことを名前で呼ぶの…、にいな先輩だけにしたくて」



そう呼んで欲しかったから───と、ズルいなかでも素直な後輩くん。