然side
「………ただいま」
「うわっ!!びっくりしたあ…!もうなに~?あんた幽霊にでもなりたいの?」
なりたいわけがない。
キッチンで手を止めてまで振り返った母親の顔は、本当に幽霊を見てしまった人間の顔だった。
「ナオは?」
「那緒(なお)なら、そっちで遊んでるわよ?って、まず手ぇ洗いなさいって!」
フィールドを駆け抜ける俺は常に土だらけだと思っているらしいが、俺はいつも練習が終わったあとしっかり手を洗っているんだ。
とくに最近はぜったい忘れないようにしている。
だとしてももう1度洗って、アルコール消毒まで完璧に。
「ナオ~、兄ちゃんが帰ってきたぞ」
「にーちゃ!おかえりっ」
「……はーーー。…まじ癒される」
俺が12歳のときに生まれた弟。
こんなにも歳の離れた弟なんて最初はちょっと複雑で嫌だったけど、実際に対面した瞬間にすべては覆った。
俺の人生ってたぶん、大体がこのパターンなんだ。
「………ただいま」
「うわっ!!びっくりしたあ…!もうなに~?あんた幽霊にでもなりたいの?」
なりたいわけがない。
キッチンで手を止めてまで振り返った母親の顔は、本当に幽霊を見てしまった人間の顔だった。
「ナオは?」
「那緒(なお)なら、そっちで遊んでるわよ?って、まず手ぇ洗いなさいって!」
フィールドを駆け抜ける俺は常に土だらけだと思っているらしいが、俺はいつも練習が終わったあとしっかり手を洗っているんだ。
とくに最近はぜったい忘れないようにしている。
だとしてももう1度洗って、アルコール消毒まで完璧に。
「ナオ~、兄ちゃんが帰ってきたぞ」
「にーちゃ!おかえりっ」
「……はーーー。…まじ癒される」
俺が12歳のときに生まれた弟。
こんなにも歳の離れた弟なんて最初はちょっと複雑で嫌だったけど、実際に対面した瞬間にすべては覆った。
俺の人生ってたぶん、大体がこのパターンなんだ。



