あの放課後、先生と初恋。





「先生っ、今日のご飯はなーに?」


「……レトルトカレー」


「ええっ、いつもそんなのばっか食べてるの?だったらうち、しょっちゅうカレー残っちゃうからお裾分けするよ!」


「おう。くれよ」


「ほんと!?明日ねっ、じゃあうちカレーにするから!」


「………2日連続になるけどな俺は」


「あははっ、カレーは飽きないよ?」



つらいなら、苦しいなら、やめたほうがいい。

こんな女やめたほうがいいよって、わたしも言うよ。



「ねえ先生っ、先生の血液型って何型?」


「クワガタ」


「……なんだそれっっ」



然くんのことはわたしも傷つけたくない。

でもね、わたしは先生のことしか見ていなくて、どんなにどんなに然くんの優しさに触れたとしても。


先生が現れたら、方位磁石みたいにそっちを向いちゃうの。


意識なんか関係ない。

ココロも関係なく、ただただ───。