あの放課後、先生と初恋。





「ニーナ、私に隠し事してるでしょ」


「へえっ!?」


「はい、確定」



そんなっ!!
返事だけで確定されちゃうだなんて…!

唯ちゃんにはどんなパワーがあるの…!?



「なーんか最近ボーッとしてるしさ。答えが分からないのに発言しまくる英語の時間がない寂しさ、たぶんクラスメイトみんなが感じてるよ」


「…………答えが分からないんじゃなくて、ぜんぶ間違ってるだけだよっ」


「それ同じだから」



黒崎 然という1年生に、告白された。

返事は今はいらないと言ってくれて、彼はそれを望んでいたわけではないと。


ただ気持ちを知っていて欲しかった───、


どこまでもまっすぐでいい子だと、思う。



「2つくらいありそう」


「ギクッッ!!」


「……擬音ってさ、声に出すものじゃなくない?」



ふたつって……。

だれと、だれの、こと。



「イッチーと、最近関わるようになった1年のゼンくん?だっけ?…じゃない?」


「ギクゥゥ!!!」


「…わっかりやす」