あの放課後、先生と初恋。





せめて興味くらいは持ってあげようよ…!

それにまだ完全に告白だとは分からないし、たとえば相談とか。

そういうのかもしれないでしょ…?



「だって俺、好きな人いますから」



そこまで真剣に見つめられると、わたしも「そっかあ」と言うしかなくなる。


ちょっとだけ静かになってしまった帰り道。

バスにまで乗って、わたしの家付近まで送ってくれてしまった。



「……足、大丈夫…?」


「はい。一応は走れたりもするので」


「でも安静にね…?先生も心配してるから」



わたしが先生の話をすると、然くんは黙っちゃう。

そういえば今もそうだけど、バスのなかでも先生の話ばっかりだったかなわたし……。



「あっ、ここわたしのお家!なんか家まで送ってもらっちゃって!ごめんねっ」



ジュースでも買ってあげようかな?

マンション前にある自動販売機で、なにがいいかなと想像だけで選ぶ。