「落合先輩はソーマ先輩とキスしました?」
「ぶーーっ!!!ごほっ、ゴホッ…!!なっ、…ちょっ、」
「……ぜんぶかかった………」
「ごめん、いや、やっぱウソ。ちょっとこっち来て」
まだ休憩はあと5分ある。
びしょ濡れのわたしを連れて、タオルを持った先輩は練習場を抜けた。
「どうしたの、にいな。昨日まではあたしらに追いついてこれてたじゃん」
「……考えることがいっぱいで」
「にいな、いまは部活中だよ。全国大会も近いし、にいなも部員として必要なこと以外は考えない」
「……でも、ソーマ先輩だっていつも落合先輩のこと考えてるって…、前に言ってたじゃないですか」
「………どこで見てたのよ、あんた」
あ、盗み見てたこと自ら暴露しちゃった……。
わたしだって驚いてるし、いろいろ受け入れられないもん。
だから先輩、これだけは教えてください。



