あの放課後、先生と初恋。





ブオーーーーーー!!!!!



「にいな、それボーンの音量じゃないって!たしかにメロディ吹くときはいいかもだけど、この曲はどっちかというと支えだから!」


「……そんなに強く吹いてません」


「………どうなってんのあんたの肺活量」



あれ……?

いつの間にか部活に来てる…?

焼きそばパンは?
わたし食べた覚えないよ?


驚いているトロンボーンパートのみんなは、そのあと腹筋の使い方をわたしにご教授願ってきた。



「落合先輩、」



休憩中、水分補給をしている先輩の元へ。

このあとはコンクールの課題曲と自由曲の練習をパートごと行って、合奏を和久井先生に見てもらう。



「なにか思い詰めてる?」



明らかにわたしの様子がおかしいことは分かっているらしく、水筒を傾けながらも先輩はパートリーダーとして聞いてくれた。