檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「もう少しいろ」

小さな声。

普段の琉生なら絶対言わない。

愛葉は顔を真っ赤にする。

そして。

そっとベッドへ腰掛けた。

「うん」

その返事を聞くと。

琉生は安心したように眠ってしまった。

愛葉はそんな横顔を見ながら笑う。

たまには。

甘えられるのも悪くない。

そう思いながら。

そっと琉生の髪を撫でた。

――END――