檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「気のせいじゃない!」

愛葉は体温計を持ってくる。

数分後。

表示された数字を見て固まった。

三十八・九度。

愛葉が顔を上げる。

琉生は視線を逸らした。

「大袈裟だ」

「大袈裟じゃない!」