檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


愛葉の目が大きく開く。

琉生は苦笑した。

「二年どころじゃねぇ」

低い声。

少しだけ震えている。

「お前が凛月見てる時から」

「ずっと好きだった」

長い沈黙。

そして。

琉生はゆっくり手を伸ばす。

愛葉の頬に触れそうになって。

止めた。

本当なら抱き締めたい。

でも。

まだ選ぶのは愛葉だから。

そんな琉生を見て。

愛葉の胸が強く締め付けられた。

初めて。

自分の中の気持ちが動き始めるのを感じながら。