檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


凛月は一歩下がった。

道が開く。

もう誰も止めない。

愛葉は涙を拭う。

そして最後に。

凛月を見る。

凛月は笑っていた。

泣きそうな顔で。

それでも笑っていた。

その姿は。

愛葉が大好きだった頃の凛月に。

少しだけ戻っていた。