檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「愛葉」

名前を呼ぶ。

愛葉が顔を上げる。

凛月は少しだけ困ったように笑った。

「ちゃんと笑えよ」

その言葉に。

愛葉の涙が溢れる。

二年前。

ずっと欲しかった言葉だった。