檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


その夜。

星龍の倉庫。

「嘘だな」

ぽつりと凛月が呟く。

海里が顔を上げる。

「何が」

「愛葉」

その名前に空気が変わる。

「今日誰かと会ってた」

凛月はスマホを見つめていた。

「でも言わなかった」

海里の表情が曇る。

蒼依は静かに目を閉じた。