檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「嘘じゃないよ」

慌てて返す。

けれど。

凛月は納得していないようだった。

「何かあったなら言え」

優しい声。

責めているわけじゃない。

でも。

その優しさが重く感じた。

「大丈夫だから」

そう言うと。

凛月は小さく息を吐いた。

「無理すんなよ」

その言葉に頷くしかなかった。