「何かあったか?」 不意に聞かれる。 思わず顔を上げる。 「え?」 「今日元気ねぇ」 凛月はすぐ気付く。 昔からそうだった。 愛葉の変化に誰よりも早く気付く。 「何もないよ」 そう答える。 凛月は少しだけ黙った。 そして。 「嘘だな」 そう言った。