檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


凛月は街灯の下に立っていた。

腕を組んで。

こちらを見ている。

「迎え来た」

愛葉に気付くとそう言った。

まるで当然みたいに。

「本当に来たの?」

思わず聞く。

すると。

凛月は少し眉をひそめた。

「行くって言っただろ」

確かにそうだ。

でも。

本当に来るとは思わなかった。