檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


「違うよ」

慌てて否定する。

「友達といるだけで……」

そこまで言って。

凛月を見る。

少しだけ安心したような顔。

まるで確認したかっただけみたいに。

「ごめん」

小さく言う。

「分かってる」

そして。

繋いだ手を少しだけ握り直した。

「たださ」

凛月が笑う。

「お前楽しそうだから」

その言葉の意味を。

愛葉は深く考えなかった。