檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜


帰り道。

繋いだ手が揺れる。

「最近あいつらとよくいるな」

凛月が何気なく言った。

「あいつら?」

「友達」

愛葉は頷く。

「うん」

すると。

凛月は少しだけ黙った。

何かを考えるように。

そして。

「楽しい?」

そう聞いてきた。

「楽しいよ」

素直に答える。

凛月は小さく笑った。

でも。

どこか無理に笑っているようにも見えた。