檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜



昼休み。

愛葉は教室で友達と話していた。

最近は体調も落ち着いていて、保健室へ行く回数も減った。

「愛葉、今日放課後寄り道しない?」

美咲が笑いながら聞く。

「いいね」

そう返した時だった。

スマホが震える。

画面を見る。

凛月からだった。

『どこ』

短いメッセージ。

愛葉は慣れた様子で返信する。

『教室だよ』

数秒後。

『行く』

その二文字を見て苦笑した。

相変わらずだな。

そう思いながらスマホをしまう。