檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

しばらくして。

みんなが少し先を歩き始める。

愛葉と凛月だけになる。

沈黙。

そして。

愛葉は小さく息を吸った。

「……凛月」

声が震える。

恥ずかしくて。

顔なんて見れない。

けれど。

隣が急に静かになった。