檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

「ほら」

凛月が言う。

「今だろ」

「今じゃない」

即答した。

愛流が吹き出す。

海里も肩を震わせている。

玖音だけが呆れた顔だった。

「総長」

玖音がため息をつく。

「そんなことで拗ねるな」

「拗ねてねぇ」

全然説得力がなかった。