檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

「凛月くん」

凛月が自分で言う。

「ああ」

愛葉は納得した。

すると。

凛月はため息をつく。

「彼氏だろ、俺」

当然みたいな顔。

愛葉の耳が熱くなる。

「そ、それはそうだけど……」

「なら”くん”いらねぇ」

即答だった。

迷いもない。