檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

「愛葉」

名前を呼ばれる。

「ん?」

返事をすると。

凛月がじっと見てきた。

「前から思ってたんだけど」

珍しく歯切れが悪い。

「何?」

愛葉が首を傾げる。

すると。

凛月は少し不満そうな顔をした。

「その呼び方」

「……え?」

意味が分からない。