檻の中の恋と、奪いに来た君  〜閉じ込める愛か、奪い出す愛か〜

海里に相談した数日後。

愛葉はいつも通り凛月と帰り道を歩いていた。

夕方の空は赤く染まっていて。

吹く風も心地いい。

「体調どうだ」

凛月が聞く。

「今日は元気」

そう答えると。

凛月は少し安心したように笑った。

「ならいい」

その顔を見ていると。

海里に相談したことが少し申し訳なくなった。