恋愛(学園)

- 作品番号
- 1725707
- 最終更新
- 2024/06/05
- 総文字数
- 10,751
- ページ数
- 13ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 83
- いいね数
- 0
マリ「ごきげんよう」
リエ「ようこそ、晩餐会へ」
私達へ並べられたArge(銀)の食器。
私達4人にはそれぞれ『マリとリエ』という2人の召使いがいる。
この奇妙な4人の"伝統的'な家柄には奇妙な秘密があってー
国民的スター街道を走り抜ける、アイドル俳優
レオン
一歩後ろから物事を支える、クールな栗色頭
ゆりあ
アニメ大好き、元気だけが取り柄の黒髪ボブ
めい
普通さは誰にも負けない、文武両道はできないブルーアイ
ケイ
ーそれぞれにも秘密があって…?
一文抜粋
僕達へ向けて差し伸べられた手は、宙を掴むでもなく、スクリーンの向こう側、はるか先の国へも届きそうな勢いで届けられていた。
ブロンドヘアーにブラウンの瞳、鼻筋が通り邦人離れした鼻筋の高さに程よい厚さの唇、彫刻のような彼の顔を業界特有のメイクで施され、煌びやかな照明で当てられれば、それはもう芸術品の中でも一際輝く骨董品であった。
そんな彼を、ゆりちゃんは惚れ惚れともせずに蹴散らして見るのだから、彼女は僕の中で最もスターなのだと改めて感じさせられてしまった。
「何が、よ」
【歌って踊れる、若手役者!レオン様】
「すごいね、レオンは」
ゆりちゃんは膨れていた。モニターのテロップは、きっとカメラの向こう側で輝く彼をずっと追いかけている。ゆりちゃんもきっと彼を追いかけずにはいられなくて、きっと彼(レオン)も…止めることはないんだ。
もう僕らは、後には引けなかった。
- あらすじ
- 幼馴染のゆりあとめいは、学園中のレディーからファーストサービスを受けている。分離校にいるケイと共に、3人は学園の跡継ぎとして、学内外からも担ぎ上げられていた。しかしそこに、1人の影が無かった。今や国民的スターとなったレオンは、3人から遠のいて行くようにも見える。
-16歳の秋、それぞれの手元に「Deep Green」から招待状が届く。そして18歳、それぞれはそれぞれの運命(さだめ)へ-
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