次は、晴れた空の下で。

私は、先輩のいる教室の扉を開ける。

教室には一人、いつもの先輩だけ。



「あの……!タオルありがとうございました……!」



濡れた髪のままそう大きな声で言い放った私に先輩は吹き出すように笑った。



「あはは、それだけ言いに来たのか」



怒っている声ではない先輩の笑い声。

先輩は笑うのを落ち着けてから、私の方を向き直る。

「返さなくていいと言ったのに、持ってきてくれたのか?」

「あ、えっと……まだ洗ってなくて……」

急に緊張が戻ってきて、私はまた意味の分からないことを言ってしまう。