次は、晴れた空の下で。

「古川さんって園芸部?いつもあそこの花壇にいるけど」

「……はい。二ヶ月前に入部して……」

「そっか。じゃあ、梅雨が明けたらまた部活が始まるよね?」

「……?はい……」

先輩の質問の意味が分からないままなんとか答える。




「じゃあ、梅雨が明けたらまた返して。俺も毎日ここで勉強してるから。次、古川さんを見かけたらまた声をかけるから」




優しくて甘い先輩の言葉に自分の顔を赤くなるのが分かった。


「先輩はなんで毎日ここで勉強してるんですか……?」


ずっと気になっていたことを震えた声でなんとか聞いた。