「俺も、お前の所へ行こうと思っていた。いろいろ説明が後回しになって、すまなかったな。 少し……話が長くなるが、聞いてくれるか?」 ───いままで、誰にも話したことのない想いも含めて、全部。 虎太郎は、初めて自らが欲した“花嫁”という存在を前に、口をひらく。