【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



 遠野くんがぽつりと言った言葉が、答えなのか。

 トラにぃは目をつぶって髪をかきあげた。




「全員ほんとなんて、思わねぇだろ」


「そんな……」




 トラにぃは、うそをついてたんだ。

 どうして……?

 どうしてラブメイトだなんてうそを……。




「……白山(しらやま)さんたちが特殊なケースなだけに、納得しきれないものがあるでしょう。佐和田くん、いつでも相談しに来てくださいね」


「相談したところで、どうなるってんです? ……じゃあな」




 トラにぃはわたしを見ることなく、理事長室をさきに出て行った。

 閉められたとびらをじっと見つめていると、背中にだれかの手がふれる。

 となりを見れば、優生さんが眉を下げてほほえんでいた。