【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



「ありがとうございます。……それで、わたしのほんとうのラブメイトは……」





 おずおずと聞くと、4人はおたがいの顔を見る。




「僕が、好羽ちゃんのラブメイトだよ」


「……ちがう、このちゃんのラブメイトは僕」


「のろいの話を聞いたのに、うそをつくひとたちだとは思ってないけど……俺の仔猫ちゃんのラブメイトは、俺だよ?」


「はぁ? なに言ってんだ」




 胸に手をそえる優生さん、わたしの顔をのぞきこんでくる遠野くん、眉を下げながら笑う遊馬くん。

 トラにぃは眉をひそめてみんなの顔をじろじろと見回し、口をひらこうとしたけど……「あの」と尽くんが会話に入ってきた。




「おれも、話したいことがあるんです。……すみません、優生くん」


「……尽?」




 みんなで顔を向けると、尽くんは一歩前に出て、わたしを熱っぽい目で見つめる。