「ありがとうございます。……それで、わたしのほんとうのラブメイトは……」
おずおずと聞くと、4人はおたがいの顔を見る。
「僕が、好羽ちゃんのラブメイトだよ」
「……ちがう、このちゃんのラブメイトは僕」
「のろいの話を聞いたのに、うそをつくひとたちだとは思ってないけど……俺の仔猫ちゃんのラブメイトは、俺だよ?」
「はぁ? なに言ってんだ」
胸に手をそえる優生さん、わたしの顔をのぞきこんでくる遠野くん、眉を下げながら笑う遊馬くん。
トラにぃは眉をひそめてみんなの顔をじろじろと見回し、口をひらこうとしたけど……「あの」と尽くんが会話に入ってきた。
「おれも、話したいことがあるんです。……すみません、優生くん」
「……尽?」
みんなで顔を向けると、尽くんは一歩前に出て、わたしを熱っぽい目で見つめる。



