【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



 優生さんはすこし青い顔で、眉を下げながらわたしを見た。

 こくこくとうなずいて、わたしはみんなが告白のことを重くとらえないように、必死で説明する。




「つぎの誕生日をむかえるまでに、ラブメイトからいまの歳のかずだけ“好き”って言ってもらえれば、のろいがとけるんです!」


「ラブメイトから……」


「歳のかずだけ……」


「好きって言われる……」




 みんなは、顔を見合わせた。

 ここにいるのは、尽くん以外、わたしのラブメイトだって言っている男の子たち。

 だから、このなかのだれかがわたしを救ってくれることになる。




「このちゃん、好きだよ」


「好きだよ、仔猫ちゃん♪」


「僕は好羽ちゃんが好きだ」


「好きだ、好羽」