優生さんはすこし青い顔で、眉を下げながらわたしを見た。
こくこくとうなずいて、わたしはみんなが告白のことを重くとらえないように、必死で説明する。
「つぎの誕生日をむかえるまでに、ラブメイトからいまの歳のかずだけ“好き”って言ってもらえれば、のろいがとけるんです!」
「ラブメイトから……」
「歳のかずだけ……」
「好きって言われる……」
みんなは、顔を見合わせた。
ここにいるのは、尽くん以外、わたしのラブメイトだって言っている男の子たち。
だから、このなかのだれかがわたしを救ってくれることになる。
「このちゃん、好きだよ」
「好きだよ、仔猫ちゃん♪」
「僕は好羽ちゃんが好きだ」
「好きだ、好羽」



