「のろいをとくには、のろいにかかった日から4年間、だれにも恋をせず、だれからも告白されないことが必要でした」
「「「告白……」」」
ハッと、みんなが硬い表情をして、まじまじとわたしを見つめる。
「ごめん、このちゃん。僕のせいで……」
「俺も考えなしに付き合おうなんて、ほんとうにごめんね……! あやまったってどうにもならないけど……」
「僕が、のろいをとけなくしちゃったなんて……ごめん、好羽ちゃん、ごめんね……」
「……わるい。知らなかったから、じゃすまないよな……」
遠野くんも、遊馬くんも、優生さんも、トラにぃも、みんな心から後悔してるって顔で、重々しくあやまった。
わたしはあわてて両手をふる。
「み、みんなは知らなかったからいいんですっ! それに、まだほかの方法があって……!」
「ほかの、方法?」



